状態動詞と動作動詞の違いとは?日本語での見分け方をわかりやすく解説
状態動詞と動作動詞とは?
日本語の動詞は、その動詞が何を表しているかという観点から、
状態動詞(じょうたいどうし)
と
動作動詞(どうさどうし)
に分けて考えることがあります。
たとえば、
田中さんが走る。
の「走る」は、田中さんが行う動作を表しています。
一方、
机の上に本がある。
の「ある」は、何かの動作を表しているわけではありません。
本が存在している状態
を表しています。
簡単に考えるなら、
何かをする・何かが起こる
↓
動作動詞
ある状態にある
↓
状態動詞
という違いがあります。
カメちゃん
動詞なのに、動きを表さないものもあるの?
ツル先生
はい。「動詞」という名前でも、必ずしも動作だけを表すわけではありません。
1. 動作動詞とは?
人や物の動作・出来事・変化などを表す動詞です。
たとえば、
- 食べる
- 読む
- 書く
- 走る
- 歩く
- 勉強する
- 開ける
などがあります。
田中さんが本を読む。
なら、「読む」という動作が行われます。
子どもが走る。
なら、「走る」という動作が行われます。
ドアを開ける。
なら、「開ける」という動作によってドアに変化が起こります。
このように、時間の中で何らかの動作・出来事が展開するものを、動作動詞として考えることができます。
2. 状態動詞とは?
動作や変化そのものではなく、ある状態が成立していることを表す動詞です。
たとえば、
- ある
- いる
- 要る
- できる
などがあります。
机の上に本がある。
では、「本が存在している」という状態を表しています。
教室に先生がいる。
でも、「先生が存在している」という状態を表しています。
この仕事には資格が要る。
なら、「資格が必要である」という状態・関係を表しています。
つまり、状態動詞では、
何かが動いている
というより、
ある状態・関係が成立している
ことが中心になります。
動作動詞と状態動詞の違い
二つの違いを簡単に整理すると、
動作動詞
↓
動作・出来事・変化を表す
状態動詞
↓
状態・存在・関係などを表す
となります。
たとえば、
田中さんが走る。
では、時間の中で「走る」という動作が起こります。
一方、
田中さんが教室にいる。
では、「いる」という動作を行っているというより、
田中さんが教室に存在している状態
を表しています。
状態動詞と動作動詞の見分け方
見分けるときは、まず、
その動詞が「何かをする・何かが起こる」ことを表しているか
を考えてみましょう。
たとえば、
本を読む。
なら、読むという動作が行われます。
↓
動作動詞
一方、
机の上に本がある。
なら、何かの動作が行われているわけではありません。
↓
状態動詞
と考えることができます。
もう一つのポイントは、
時間の中で動作や変化が展開するか
です。
走る
なら、
走り始める → 走っている → 走り終わる
という時間的な展開を考えることができます。
一方、「ある」は基本的に、
存在している状態
そのものを表します。
状態動詞と動作動詞の見分け方まとめ
状態動詞と動作動詞を見分けるときは、まず、
動作・出来事・変化が起こる?
と考えてみましょう。
読む
↓
読むという動作が行われる
↓
動作動詞
一方、
ある
↓
存在している状態を表す
↓
状態動詞
です。
さらに、動作動詞については、
その動作は時間的に続く?
それとも状態が変化する瞬間に注目している?
と考えると、
- 継続動詞
- 瞬間動詞
という、より細かな違いも見えてきます。
継続動詞と瞬間動詞の違いとは?見分け方をわかりやすく解説 – Nihongo Craft
カメちゃん
同じ「~ている」でも、「読んでいる」と「開いている」では意味が違うんだね。
ツル先生
はい。その違いを理解するには、「~ている」だけでなく、前にある動詞の性質を見ることが重要です。