日本語の動詞「辞書形」とは?作り方・使い方をわかりやすく解説

「辞書形」って、辞書で使う形?

カメちゃん

カメちゃん

先生、「辞書形」って何?

ツル先生

ツル先生

「食べる」「書く」「行く」のような、動詞の基本となる形です。

カメちゃん

カメちゃん

辞書で使うから「辞書形」?

ツル先生

ツル先生

そうです。辞書で動詞を調べるとき、この形が見出しとして使われます。

日本語の動詞には、

食べます

食べない

食べた

食べて

など、さまざまな形があります。

その中で、

食べる

のような基本となる形を「辞書形(じしょけい)」といいます。

今回は、日本語の動詞の辞書形とは何か、そして辞書形の作り方や使い方を見ていきましょう。

辞書形とは?

辞書形とは、

辞書で動詞の見出しとして使われる形

です。

たとえば、

食べます → 食べる

書きます → 書く

飲みます → 飲む

話します → 話す

来ます → 来る

します → する

となります。

カメちゃん

カメちゃん

「食べます」で辞書を探すんじゃなくて、「食べる」で探すんだね。

ツル先生

ツル先生

そうです。そのため「辞書形」と呼ばれています。

辞書形は全部「う段」で終わる

辞書形には大きな特徴があります。

日本語の動詞の辞書形は、基本的に「う段」の音で終わります。

たとえば、

書く → く

話す → す

待つ → つ

死ぬ → ぬ

遊ぶ → ぶ

飲む → む

取る → る

買う → う

などです。

カメちゃん

カメちゃん

「る」だけじゃないんだ。

ツル先生

ツル先生

はい。「く・す・つ・ぬ・ぶ・む・る・う」など、最後の音がう段になります。

辞書形は「辞書でしか使わない形」ではない

カメちゃん

カメちゃん

でも「辞書形」っていうくらいだから、辞書でしか使わないんでしょ?

ツル先生

ツル先生

いいえ。普通の会話でもたくさん使いますよ。

たとえば、

明日、学校に行く。

毎朝、コーヒーを飲む。

今日は家で勉強する。

この、

行く

飲む

勉強する

はすべて辞書形です。

カメちゃん

カメちゃん

普通に使ってるじゃん!

ツル先生

ツル先生

「辞書形」は形の名前です。辞書専用という意味ではありません。

辞書形と「ます形」の違い

初級の日本語では、

食べます

行きます

飲みます

のような「ます形」を先に勉強することがあります。

辞書形にすると、

食べます → 食べる

行きます → 行く

飲みます → 飲む

となります。

「ます形」は丁寧な文で使われます。

私は毎朝パンを食べます。

一方、

私は毎朝パンを食べる。

のように辞書形を文末で使うと、丁寧体ではない表現になります。

ただし、辞書形は文末だけで使うわけではありません。

たとえば、

パンを食べる人

日本へ行く予定

寝る時間

のように、さまざまな文法の中でも使われます。

辞書形の作り方は動詞グループで違う

カメちゃん

カメちゃん

じゃあ「ます」を取れば辞書形になる?

ツル先生

ツル先生

「食べます → 食べ」になってしまいますね。

カメちゃん

カメちゃん

食べ。

ツル先生

ツル先生

まだ食べないでください。

「ます形」から辞書形を作る方法は、動詞のグループによって異なります。

日本語の動詞は、

1グループ

2グループ

3グループ

に分けることができます。

 

日本語 動詞 辞書形

 

1グループの辞書形

1グループでは、

「ます」の前の「い段」の音を、同じ行の「う段」に変える

と考えることができます。

たとえば、

書きます → 書く

「き」→「く」

話します → 話す

「し」→「す」

待ちます → 待つ

「ち」→「つ」

飲みます → 飲む

「み」→「む」

遊びます → 遊ぶ

「び」→「ぶ」

帰ります → 帰る

「り」→「る」

買います → 買う

「い」→「う」

となります。

カメちゃん

カメちゃん

い段から、う段に動かすのか。

ツル先生

ツル先生

そうです。五十音表を見ると分かりやすいですよ。

2グループの辞書形

2グループは、比較的シンプルです。

「ます」を取って「る」を付けます。

たとえば、

食べます → 食べる

見ます → 見る

起きます → 起きる

寝ます → 寝る

です。

カメちゃん

カメちゃん

こっちは簡単!

ツル先生

ツル先生

はい。ただし、その動詞が1グループなのか2グループなのかを知っている必要があります。

3グループの辞書形

3グループは、基本となる形を覚えます。

します → する

来ます(きます) → 来る(くる)

です。

また、

勉強します → 勉強する

運動します → 運動する

旅行します → 旅行する

など、「〜します」の動詞も同じように辞書形にできます。

辞書形はどんなときに使う?

辞書形は、さまざまな場面で使われます。

たとえば、カジュアルな会話では、

明日、映画を見る。

今日はもう寝る。

のように使えます。

また、

日本へ行く予定です。

料理を作る人です。

寝る前に歯を磨きます。

ここで写真を撮ることができます。

のように、ほかの表現や文法と組み合わせることもあります。

カメちゃん

カメちゃん

辞書形を覚えると、使える文法が一気に増えそう。

ツル先生

ツル先生

そのとおりです。辞書形は、日本語の動詞を学ぶうえでとても重要な形です。

新しい動詞は辞書形も確認しよう

日本語の動詞を覚えるときは、

食べます

だけではなく、

食べる【2グループ】

のように、辞書形と動詞グループも一緒に確認すると便利です。

たとえば、

帰る【1グループ】

変える【2グループ】

のように、似た形でもグループが違う動詞があります。

辞書形とグループをセットで知っていれば、「ない形」「て形」など、ほかの活用を作るときにも役立ちます。

まとめ

ツル先生

ツル先生

最後にまとめましょう。

辞書形とは、辞書で見出しとして使われる動詞の基本的な形です。

たとえば、

食べます → 食べる

書きます → 書く

来ます → 来る

します → する

となります。

そして辞書形は、名前に「辞書」と付いていますが、辞書だけで使う形ではありません。

日常会話や、さまざまな文法でも使われます。

カメちゃん

カメちゃん

よし。辞書形は分かったから、辞書を買ってくる。

ツル先生

ツル先生

辞書形を使うために辞書を買う必要はありません。